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2010年12月26日 (日)

実写版ヤマトを見てきた

え~と、ちょっと恥ずかしいけれど、土曜日に40代中年男4人でキムタクヤマトを見に行った。

客層は見事に30~40代の男女とキムタク目当てかとおぼしき若い人ばかりで、ヤマトなのに子どもがほとんどいないのは、ちょっと異様な風景。だが、内容は期待を10倍ぐらい上回るすばらしいものだった。『3丁目の夕日』などの実写化を見事に成功させた山崎監督だが、さすがにヤマト実写化の話を聞いたときには、「これはやめておいたほうが……」と思ったものだった。しかし、やはりさすがと言うほかなく、白組のCG映像は芸術的写真のような筆舌に尽くしがたい美しさで、ストーリーも「ファーストヤマト」と「さらば」を大胆にブレンドしたような改変をおこない、石津嵐版ヤマトの設定も利用して、ヤマトの集大成ともいうべき、古来のファン感涙の仕上がりになっている。加えてすばらしいのが、ヒューマンドラマの部分。アニメでは薄っぺらに感じられた人間関係だったが、内面の葛藤や悲壮感、わずかな希望のなかで揺れる乗組員の心情と古代の成長ぶりが、緊迫した状況のなかで濃密に描かれている。これは残念ながら西崎氏にはとうてい不可能だった部分だ。

先日ツタヤで借りて見た復活篇のほうは、これを見たあとでは忘れてしまいたくなる。ひとことで言って、復活篇は、「3つの不在」が致命傷となっていた。ひとつは女神の不在。戦いを好まず無償の愛を捧げる女神は、今までのアニメのヤマトに共通して現れていた存在で、それがヤマトをただの戦争映画とは一線を画す役割を果たしていた。復活篇の登場人物や民衆はみな血気盛んで積極的に戦おうとする者ばかりだ。ふたつめは、名セリフの不在。ヤマトといえば、こんな本(→『宇宙戦艦ヤマト 愛と勇気の金言集 ヤマトことば』 )が出るほど、味わい深い言葉の宝庫だった。「地球か、なにもかも皆なつかしい」「技師長、あわてず急いで正確に頼みまっせ」など、多くの人の記憶に残っているはずだ。そんな言葉が復活篇には皆無で、台詞が平板なものばかりだった。最後に、規律の不在。これは今の時代を反映しているのだろうが、若い乗組員が自由に行動しすぎて、目に余るものがある。上司の命令を無視したり上司と友達感覚で付き合ったりする態度は、見ていて気持ちの良いものではない。まあそんな感じ。

実写版鑑賞後は、I氏の奥様やF家のMさんとTくんも合流して、日本酒自慢のいつもの店で忘年会。楽しく語って、おいしく飲んで、気づけば終電近く。帰るのが面倒になったし、F家の秘密の隠れ家へのお誘いも魅力的だったので、そのままF家と翌日まで。Fさんたち、本当にお世話になりました。文字どおりメリークリスマス(楽しいクリスマス)でした。

あ~なんか今日は読者にひかれてしまうような記事を書いちゃったかな。

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コメント

いろいろとお世話になりました。
ヤマトの方は今はまだ言葉になりませんので、そのうちにこちらでも書きたいと思います。

投稿: ふく | 2010年12月27日 (月) 05時06分

遅まきながらようやくイスカンダルまで行ってまいりました!
感想の方はまた後日に・・・smile

投稿: yukivani | 2011年1月23日 (日) 18時39分

yukivaniさん、29万6000光年の旅へ行ってこられたのですね! 感想楽しみにしています。

ふくさんも分析的感想楽しみにしてますよ~(その前にインフルしっかり治してくださいね)

投稿: むらさきしめじ | 2011年1月23日 (日) 18時55分

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