涙でかすんで夜空が見えないよ……
今日は思い立って近所のプラネタリウムへこれを観に行ってきた。
『HAYABUSA - BACK TO THE EARTH』
学生時代の友人から「ハンカチ必携」とアドバイスされたとおりのすばらしい映画だった。しばらくプラネ自体も観ていなかったが、CG駆使して球面大スクリーンでは臨場感も迫力も桁違いだ。日本が誇る小惑星探査機はやぶさの苦難の旅路は、さんざん知らされていても、こうして見るとなお泣ける。地球を使った加速スイングバイで小惑星へ向かうのに必要な通過軌道範囲(キーホール?)の示し方がまた、CGならではのかっこよさ&わかりやすさ。
映画は2009年4月以降のドラマは追えていないが、それでも今年6月のカプセル帰還の予想映像がまた圧巻。オーストラリアの夜空をふた筋の流星が尾を引き、片方はやがてしだれ花火のように砕け散る。そうして燃えつき、本物の隼(はやぶさ)――の亡霊の姿――となった「はやぶさ」が、パラシュートを開いて落下していくカプセルを見守りながら、黄金比のらせんを描いて舞い降りていく。そんな心憎いまでの演出に思わず目頭が熱くなった。
ほんと必見です。500円でこんなものが観られるなんて、そんじょそこらのハリウッド映画なんか観に行っている場合じゃないよ。宇宙空間をぐるぐる回る視点は、めまいで気分が悪くなりそうなぐらいで、3Dシアターにも負けないんじゃないか、なんてね。
とにかく日本の科学力はすごいと思わせる話だが、多くは30代後半以降のいわゆるSF全盛期に育った科学者に支えられているような気もする(自分の同級生がはやぶさのスタッフにいるからそう思えるだけではないはずだ)。この先10年、20年して、今の理科離れしたゆとり世代が社会の中心となるころには、どうなっているだろう。こういうものを観た子どもが将来の科学を支えていくようになってほしいものだなあ。
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